【個人雑誌】walking postcard vol.5
【個人雑誌】walking postcard vol.5
【もう少しだけ軽やかに、もう少しだけ緩やかに。】 【個人連載雑誌 / 第5号 / A5 / オンデマンドモノクロ表紙 / 20P】 『walking postcard』は、呼吸書房が発行する小さな雑誌です。 書き手はひとまず私ひとり。一冊の本にまとまる前の、小説や旅行記、短編や掌編、散文、詩、独り言などなどを、旅先から送る便りのように、気の向くままに、自由に、お届けできたらと思っています。 =============================== ※25部限定、再販予定なし ※「あんしんBOOTHパック ネコポス」にて発送予定です。
the letter from an attic
『永遠の不在をめぐる』刊行後に執筆した即興小説を元に、掌編2本と詩を掲載。 全編改稿済み、投稿時未完だった掌編については結末を書き下ろししています。 いつか短編集に収録されることがあれば、本文は修正が入るかもしれません。 <掲載作品> ・こっちへおいで、ここに座って(掌編) ・雪原は過去がよく見える(掌編) ・歴史の白く降り積もる(詩)
the letter from my diary
出そうか出すまいか迷ったけれど、やはり形に残しておくことにする。 2022年2月24日以降の、物語にまつわる個人的な話。 この絵葉書を読んでいるあなたが、 『すべての樹木は光』を 読み終えているかどうか、私には知る術がない。 もし未読であって、物語の展開を知りたくなかったら、本棚に仕舞っておいてほしい。 『すべての樹木は光』はユハの記憶を綴った物語だった。 ユハ以外の人物は、主に彼女の視点や伝聞を通じて描写されている。 だから、書かれなかった内面に物語の外で言及するのは、あまりフェアではない、と思う、のだけど、現実がこうなってしまった以上、少しだけなら彼も許してくれると信じて書くことにする。 ニイジェの兵役忌避について。
本誌に掲載する文章たちは、いずれも「途上」のものです。いつか単行本としてあなたに再会する日には、まったく違う形になっているかもしれませんし、まったく同じかもしれません。 そんな変化も含めて、この新しい便りが、楽しんでいただけることを願っています。